食いしばりの原因は?治すために知っておきたい治療法と対処法
こんにちは。
三重県四日市の歯医者【四日市くぼた歯科・矯正歯科】です。
歯の食いしばりは、無意識に行っていることがほとんどです。
食いしばりは想像以上に歯へ強い力がかかっているので、歯や歯茎を痛める原因の一つになります。
また口腔内のトラブルだけではなく、全身にさまざまな症状を引き起こすケースがあります。
そこで本記事では、食いしばりの原因と症状、歯科医院で行う治療法、自宅でできる対処法をまとめて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
食いしばりの原因とは?
歯の食いしばりは、想像以上に歯へ強い力がかかっていますが、無意識に行っているケースがほとんどです。
食いしばりの原因は、主に2つに分けられます。
精神的な要因
食いしばりの原因として、ストレスや緊張などの精神的なものが考えられます。
たとえば、対人関係によるストレスや、緊張する場面に遭遇することで食いしばりが生じやすいです。
人は過度なストレスや緊張がかかると、交感神経が優位になり、口の周りの筋肉が緊張して食いしばりが起きやすくなります。
また歯を食いしばると、ストレス軽減につながるともいわれています。
物理的な要因
歯を食いしばる原因の一つとして、噛み合わせの悪さで起こる物理的なものもあります。
歯の高い部分と低い部分があって噛み合わせが悪いと、物をしっかりと噛むことができません。
すると脳からもっと強く噛んで咀嚼を行うように命令が出て、歯の食いしばりにつながってしまいます。
食いしばりが原因で起こる症状とリスク
歯の食いしばりによる症状やリスクは、口周辺や口腔内だけではなく、体のさまざまな箇所でも起こる恐れがあります。
歯の食いしばりが原因で起こる症状とリスクを、口周辺と体に起こるものの2種類に分けて紹介するので、心当たりのある症状がないか確認しましょう。
口周辺に起こる症状とリスク
歯の食いしばりが原因で口周辺に起こる症状やリスクは、以下のとおりです。
- ・歯が割れたり欠けたりする
- ・歯が擦り減る
- ・歯が動いたりぐらついたりする
- ・骨隆起ができる
- ・虫歯になる
- ・顎関節症になる
- ・歯周病が悪化する
- ・口腔内が乾燥する
歯の食いしばりが原因で、歯のエナメル質が擦れてしまったり、欠けてしまったりする恐れがあります。
歯のヒビから細菌が入ると、虫歯になる恐れもあるので注意しましょう。
また歯や歯を支えている骨に持続的に負荷がかかると、歯が移動したりぐらついたりしてしまいます。
骨隆起は、顎の骨にできるこぶのようなものであり、歯の食いしばりにより顎の骨に力がかかるとできやすいです。
放っておいても問題はありませんが、発音や入れ歯に影響がある場合は切除します。
また顎の骨に力がかかると、顎関節症になる恐れがあります。顎関節症で唾液腺を圧迫すると、口腔内が乾燥し細菌が増殖しやすいです。
もともと歯周病の方は、歯の食いしばりによる過度な力が原因で悪化する恐れがあります。
体に起こる症状とリスク
歯の食いしばりが原因で体に起こる症状やリスクは、以下のとおりです。
- ・頭痛
- ・首こりや肩こり
- ・表情筋への影響
- ・顔面痛
歯の食いしばりで側頭筋が緊張すると、頭痛を起こす恐れがあります。側頭筋だけではなく咬筋などのさまざまな筋肉が緊張を引き起こすこともあり、首や肩がこる原因の一つです。
また食いしばりにより口周りの筋肉が緊張した場合は、ほうれい線が目立ち、表情筋への影響があります。
食いしばりで表情筋が発達しすぎると、顔面痛を覚える恐れもあります。
食いしばりの治療法
歯の食いしばりは、歯科医院で治療できます。
歯科医院で行っている食いしばりの治療法は、主に以下の2つです。
- ・スプリント療法
- ・行動変容療法
- ・ボトックス治療
スプリント療法は、就寝中にマウスピースを装着して行う治療法です。
就寝中の無意識に行う食いしばりに対して、力を分散させダメージを軽減できる効果が期待できます。
マウスピースは、症状や改善目的に合わせてその都度作成する必要があります。
行動変容療法は、望ましい行動ができるように変えていく治療法です。
具体的には、上下の歯と歯を合わせないように意識させます。
もし上下の歯を接触させていると気づいたら、歯と歯を離し深呼吸してリラックスするのがポイントです。
ボトックス治療はボツリヌス菌を筋収縮が特に強いとされる咬筋に複数箇所注入し、筋収縮を制限することが可能です。筋肉の緊張が緩和された結果、エラの張りが少なくなり、小顔効果も期待できます。
自分でできる食いしばりの対処法
歯の食いしばりは、歯科医院での治療を受けるだけではなく、生活習慣を見直して対処する必要があります。
自分でできる食いしばりの対処法は、以下のとおりです。
- ・全身のストレッチを行う
- ・キシリトール入りのガムを食べる
- ・筋弛緩法を取り入れる
- ・姿勢を改善する
歯の食いしばりが原因で、筋肉が緊張して首や肩がこりやすくなります。
また、首や肩がこっていると、食いしばりが生じやすいです。
そのため全身のこりを改善するために、全身のストレッチを行うといいでしょう。
また口が乾燥しやすく緊張しやすい方は、キシリトール入りのガムを食べて、唾液の分泌を促すと食いしばりの改善が期待できます。
さらにガムを噛む際には、顎や顔の筋肉を使うので、咀嚼により心もリラックスしやすいです。
筋肉の緊張とリラックスを繰り返す筋弛緩法も、心のリラックスにつながります。
食いしばりによりすでに歯へ強い力が加わっているので、顎や肩などに負担がかからないように寝る姿勢を改善するのも大切です。
特に横向きの体勢で寝ると、片方の顎や肩への負担が大きくなってしまいます。
寝る姿勢の改善とともに、頬杖などの顎に負担がかかる癖も改善しましょう。
まとめ:食いしばりでお悩みの方はRYO JIMBO DENTAL 四日市くぼた歯科・矯正歯科へ
歯の食いしばりは、口の周りだけではなく、全身にさまざまな影響を与える恐れがあります。
本記事のポイントを改めてまとめます。
- ・食いしばりはストレスや緊張が原因で起こることがある
- ・食いしばりが原因で歯が割れたり欠けたりするケースがある
- ・食いしばりは頭痛や肩こり、顔面痛など口以外の箇所に症状が現れることがある
- ・食いしばりは歯科医院の治療や自宅での対処法で改善できる
食いしばりを改善するには、自宅での対処法だけではなく歯科医院での治療で効果が期待できます。
四日市くぼた歯科・矯正歯科では、歯と健康を守るために無料カウンセリングから治療、治療後のアフターケアまで、一人ひとりに合った治療を提案しています。
食いしばりなどの口腔内トラブルでお悩みの方は、ぜひ四日市くぼた歯科・矯正歯科へお越しください。
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