大人の歯列矯正|年齢・期間・種類・メリット・デメリットを解説
こんにちは。
三重県四日市の歯医者【四日市くぼた歯科・矯正歯科】です。
口元に悩みを抱え歯列矯正を検討している方は、大人になってからでも歯列矯正ができるのか?と思われるかもしれません。
結論から申し上げますと、大人になってからでも歯列矯正は可能です。
今回は、大人が歯列矯正を始める前に知っておきたい、歯列矯正の期間や装置の種類、費用、メリット・デメリットもまとめて解説します。
大人の歯列矯正は可能?始めるタイミングと期間について
歯列矯正と聞くと子どもや若い年代の方が行うものと思われるかもしれませんが、大人になってからでも歯列矯正は可能です。
最近では40代以降の方でも歯列矯正を行う方が増えてきています。
大人が歯列矯正をはじめるタイミング
子どもの歯列矯正を始めるタイミングは、成長過程や歯の生え変わりなどを考慮して決めます。
一方、大人の歯列矯正の場合、どんなタイミングが最適なのか気になられるのではないでしょうか。
大人の歯列矯正はいつからでも始められます。
つまりタイミングをみて始めるのではなく、矯正を終了させたい時期を決めてから始めるとよいでしょう。
大人の歯列矯正にかかる期間
大人の歯列矯正にかかる期間は、子どもと比較すると長期間になる傾向があります。
その理由は年齢を重ねるごとに顎の骨が硬くなり、歯が動くのに時間がかかるためです。
目安となる治療期間は矯正の種類によって異なりますが、長くて約3年、部分矯正であれば6か月〜1年半程度です。
大人の歯列矯正の種類
歯列矯正と一括りにしても、大人に適した矯正装置は主に4種類あります。
それぞれの特長を理解した上で、歯科医師と相談し歯の状態に合った矯正装置を選びましょう。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを歯の表面に装着して歯を動かす、もっとも一般的な矯正方法です。
従来のワイヤー矯正は金属製でしたが、現在は白色のセラミック製や透明のブラスチック製など「審美ブラケット」と呼ばれる目立ちにくいものもあります。
審美ブラケットは金属製のものと比較するとやや耐久性に劣りますが、これまで見た目が理由で歯科矯正に抵抗があった方におすすめです。
裏側矯正
裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットを装着する矯正方法です。
見た目から矯正していることがわかりにくいのが特長です。
歯の裏側に装着するため目立ちにくいというメリットはありますが、舌に当たる部分に装置があるため、違和感を覚える場合もあります。
マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正とは、一人ひとりの歯並びに合わせて作った透明のマウスピースを装着する矯正方法です。
目立ちにくく、自分で取り外しができるため歯磨きがしやすいといった特長があります。
注意しなければならないのは、1日20時間以上の装着が必要であり、治療過程で新しくマウスピースの作り直しが必要という点です。
部分矯正
部分矯正とは自分が気になる箇所だけ部分的に歯列矯正を行う方法です。
主にワイヤー矯正で行われます。ただし、歯並びの状態によっては部分矯正ができない場合もあります。
大人の歯列矯正にかかる費用
大人の歯列矯正にかかる費用は、矯正の種類によって異なります。
また矯正装置以外にも、カウンセリング料や調整料などの費用が必要です。
矯正装置の費用
矯正装置の種類別にかかる費用の目安は、以下のとおりです。
- ・ワイヤー矯正:700,000円~1,050,000円
- ・裏側矯正:1,000,000円~150,000,000円
- ・マウスピース矯正:900,000円~110,000,000円
- ・部分矯正:300,000円~600,000円
矯正装置以外にかかる費用
クリニックによって費用がかからないものもありますが、一般的に矯正装置以外で必要とされる費用は以下のとおりです。
- ・初回カウンセリング料:無料~約10,000円
- ・精密検査:30,000~60,000円
- ・調整料:3,000円~10,000円
- ・保定装置料:5,000円~60,000円
- ・保定観察料:無料~5,000円
大人が歯列矯正をするメリット
大人になってから行う歯列矯正にはさまざまなメリットがあります。
ここでは、代表的な3つをご紹介します。
顔の印象が変わる
口元に悩みを抱えている方は、歯列矯正をすることで印象が変わると同時にコンプレックスが解消され精神的な負担が軽減されます。
虫歯や歯周病のリスクの軽減
歯列が整うと食べ物が詰まりにくくなります。
また嚙み合わせの矯正によって歯や歯茎への負担が減り、虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。
治療の計画が立てやすい
成長期を過ぎた大人の歯列矯正は治療計画が立てやすいため、予定よりも治療期間がかなり長くなるといったケースは少ないです。
大人が歯列矯正をするデメリット
大人の歯列矯正にはメリットがある一方、デメリットもあります。
治療中の精神的負担
矯正が終わると気になっていた口元の悩みは解消されますが、治療期間中は見た目が気になり、精神的な負担が生じる場合があります。
透明のワイヤー装置矯正やマウスピース矯正などの目立たない矯正方法を選ぶとよいでしょう。
痛みや違和感
歯列矯正で歯が動くときに痛みを感じる方もいます。
また装置の種類によっては、食事のときに違和感を覚えたり、舌が装置に当たって不快になったりします。
痛みや違和感が気になり、日常生活に支障をきたす場合は、主治医に相談しましょう。
治療中は虫歯や歯周病になりやすい
ワイヤー装置など歯に装置を装着する矯正方法は、矯正装置のすきまに汚れがたまりやすい状態となります。
場所によっては歯ブラシで磨きにくい場所もあるため、矯正前よりも念入りなケアが必要です。
まとめ:成人矯正をご検討の方は気軽にお問い合わせください
大人になってからでも歯列矯正は可能であることや、矯正装置の種類や費用、大人の歯列矯正のメリット・デメリットについて解説しました。
ここまでの内容を改めてまとめます。
- ・大人の歯列矯正はいつからでもできる
- ・矯正にかかる期間は6か月~約3年
- ・歯列矯正の種類は4つ
- ・大人の歯列矯正にかかる費用は300,000円~1,100,000円が目安
- ・大人の歯列矯正にはメリットもデメリットもある
大人の歯列矯正は、コンプレックスの解消の他にも虫歯や歯周病などの予防が期待できます。
歯列矯正は、自分の歯の状態に合った方法を歯科医師に相談して、一緒に決めることが大切です。
「どこのクリニックに行っていいのかわからない」
「信頼のおける医師に担当してほしい」
このように大人の歯列矯正をご検討の方は、ぜひ一度【四日市くぼた歯科・矯正歯科】までお気軽にご相談ください。
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